ライフスタイル考現行


コミュニティ大工の現場を巡る

原田志穂子さん
有木円美さんの高校の同級生。2023年に南大隅町の地域おこし協力隊へ応募。NPO法人風と土の学び舎に所属しながら活動中。
陶山優子さん
2015年に南大隅町に移住。社会福祉協議会に勤めた後、改修した空き家に住みながらお弁当屋を開業。現在は別の空き家で地域の交流拠点づくりにも取り組んでいる。
黒木裕哉さん
鹿児島県庁職員。鹿児島県庁コミュニティ大工倶楽部の発起人で、土日はDIY三昧。
土橋佐知子さん
2022年に広島から旧佐多町の郡(こおり)へ移住。料理が趣味。郡集落の廃業した店舗で焙煎から行うカフェの開業を目指している。
白川順二さん
南大隅町の元副町長。郡集落に唯一あった店舗の閉店を惜しみ、地域の交流拠点として再生する活動に参加。
守友寅次郎さん・敏代さん
設計事務所に18年間勤めた経験を持つ建築士。現在は奥様の実家近くに移住し、共にコミュニティ大工として活動中。



1.南大隅町と霧島市について
2.丸峰の空き家リノベーション:地域おこし協力隊の宿舎へ
3.大浜の空き家リノベーション:借りながら使い途を考える
4.西村商店のリノベーション:100年の歴史を閉じた店舗の再生
5.住宅設計マンからコミュニティ大工へ
6.家族総出で取り組むスタイル



1.南大隅町と霧島市について
南大隅町は、2005年に根占町と佐多町が合併して発足した自治体です。鹿児島県の大隅半島の最南端に位置し、人口は6千人ほどです。根占港や伊座敷港の近辺に市街地が広がる一方、海岸線沿いや山間の盆地に集落が散在しています。 霧島市は鹿児島県中央部に位置する自治体です。人口12万人を抱え、鹿児島空港が立地します。北九州市で始まったリノベーションスクールは、まちづくりの手法として注目されるようになりました(「ライフスタイルを見る視点」第44回)。霧島市でも2021年と22年に開催され、リノベーションを活用したまちづくりが始まっています。




1  2  3  4  5  6  次ページへ  


ライフスタイルとすまいTOP