・自己紹介 |
私は現在、ジェンダー研究を専攻し、京都文教大学人間学部文化人類学科に所属しています。 著書のなかに『借家と持ち家の文学史−「私」の器のものがたり』(三省堂、1998年)と『近代国家と家族モデル』(吉川弘文館、2000年)があります。 |
日本型近代家族とその容器としての住まいについて考察した上記二冊の本を書いた後、建築と都市計画のシンポジウム、研究会、専門雑誌からお誘いをうける機会が増えました。「ニュー・ニュータウンの住民へ」(第20回住宅総合研究シンポジウム「20世紀から21世紀へ−家族・住まい・コミュニティの未来」委託論文)、「部屋の文化研究」1〜8(『10+1』、INAX、2000〜2001年)などがそういった機会から生まれた仕事です。「私の居場所/居方」(『思想』2001年6号「公共圏/親密圏」特集、岩波書店)では、事例研究のまとめを試みました。 |
また、昨今の私の関心は住まいから都市へと移り、日本各地のニュータウンと海の向こうのニュータウンのフィールド調査を行っています。文化人類学者、社会学者たちと、建築家と都市計画の専門家、それに私が集まり、研究課題名「ニュータウンにおけるジェンダー変容」(科研基盤研究C2研究代表者:西川祐子)という共同研究を行って3年になろうとしています。 |