当別町は人口2万人。札幌市の北東20kmに位置し、JR田園都市線を使って40分ほどで着く。ここでは、地元工務店の辻野建設工業が、コーポラティブ方式を参考にした戸建住宅づくりを1998年から推進している。
当別田園住宅プロジェクトの配置図(辻野建設工業HPより)
同社のWeb(
http://www.tsujino-gr.co.jp/denen.htm)によれば、この事業は「北海道らしい風景にあった暮らしを実現し、その営みの中から新しい生活価値観を創りだしたい」という理念から出発しているという。具体的な特徴には次の4点を挙げている。
1.広い敷地と安い土地単価
2.コーポラティブ的な事業運営
3.地元住民の方々との連携
4.行政の関わり加速
これまでに延べ10棟が建設され、30人が移住。現在2棟が建築中とのこと。今回は、このプロジェクトの取材に北海道の当別町を訪れ、推進役の辻野さんにお話を伺った。また、田園住宅2件におじゃまして、その暮らしぶりも拝見させて頂いた。
居住者メモ:岡田さん
2004年に大阪からご夫婦で移住。大阪では図書館に勤務。
岡田さんが先に移り住み、仕事の関係で奥様は後から合流。
若い頃から早期リタイア後の北海道暮らしを考えていた。