ライフスタイル考現行


インタビュー「沖縄移住者3人のライフスタイル」



1.はじめに

2.調査の目的

3.インタビュー:埼玉都出身MSさん(46)

 Q01/沖縄に移住する一番のきっかけは?
 Q02/移住先になぜ沖縄市を選んだのか。
 Q03/沖縄と本土のギャップは。
 Q04/ライフスタイルに変化はありますか。
 Q05/今の生活に満足していますか。
 Q06/将来は沖縄に永住?
 Q07/これからの夢は。
 Q08/移住を考えている人へのアドバイス。
 Q09/コザの魅力
 Q10/ホームステイハウス運営について。

4.インタビュー:東京都出身JNさん(55)

 Q01/沖縄に移住する一番のきっかけは?
 Q02/移住先になぜ沖縄市を選んだのか。
 Q03/沖縄と本土のギャップは。
 Q04/ライフスタイルに変化はありますか。
 Q05/今の生活に満足していますか。
 Q06/将来は沖縄に永住?
 Q07/これからの夢は。
 Q08/移住を考えている人へのアドバイス。
 Q09/コザの魅力
 Q10/ホームステイハウス運営について。

5.インタビュー:東京都出身YSさん(59)

 Q01/沖縄に移住する一番のきっかけは?
 Q02/移住先になぜ沖縄市を選んだのか。
 Q03/沖縄と本土のギャップは。
 Q04/ライフスタイルに変化はありますか。
 Q05/今の生活に満足していますか。
 Q06/将来は沖縄に永住?
 Q07/これからの夢は。
 Q08/移住を考えている人へのアドバイス。
 Q09/コザの魅力
 Q10/復帰以降のコザの様子を教えて下さい。
 Q11/コザ=恐いというイメージについて。

6.まとめ




1.はじめに

「なぜ沖縄移住、それも沖縄市に・・・」。沖縄ブームから、沖縄病という言葉も流行り、そして日本国内であるにもかかわらず、沖縄に移り住んでくる事を「沖縄移住」という言葉までもが出てきた。現在、沖縄に移住してくる人は年間3万人ともいわれている。那覇などの南部はビジネスで住みつく人が多く、北部は海やヤンバルなど自然と共に生活をしたくて移住する。それらは簡単に想像がつく。では中部は。そしてなぜ沖縄市に。

2.調査方法

1990年代に入って「沖縄ブーム」と形容されるほどに、沖縄文化を再評価する動きがおきた。航空会社や大手旅行会社の大々的な沖縄キャンペーンによって、観光客は急速に増え、そこに沖縄出身のアーティストの活躍や沖縄を舞台にしたドラマ「ちゅらさん」が注目されるなどが重なって、ますます沖縄ブームに拍車をかけた。その人気は高まる一方だ。沖縄キャンペーンは、青い海と青い空を強調し、人々に「沖縄=楽園」のようなイメージを与えた。しかし、実際沖縄の魅力は海だけではなかった。独自の歴史や文化・民俗・豊かな森林など、観光資源がたくさんあり、観光地としても人気を集めた。そんな中から「沖縄病」や「沖縄フリーク」といった熱狂的な沖縄ファンを表す言葉が生まれ、ついに県外からも沖縄に関心を持ち、沖縄に移り住むという「沖縄移住者」が出てきた。その数は今や年間2〜3万人にも及ぶ。

移住者の多くは若者で、子供の手が離れてから来る中高年や若い女性の移住者も目立つ。中にはわざわざ安定した仕事を辞めて来た人や家族で沖縄に移住してきた人、旅行できてそのまま住み着いてしまった人など移住パターンも様々だ。若者が沖縄ブームに乗って気楽に来ることや、ダイビング関係の仕事で移住してきたなどは理解できるものの、本土での仕事を辞めてまで沖縄に来る人に対していささか疑問に感じる。というのも沖縄は失業率NO1、所得率ワースト1の県である。沖縄の人が県内での仕事が無くて本土に働きに行き、逆に本土の人が沖縄に移り住むという不思議な現象が起こっている。定年を迎えずに安定した仕事を辞め、今までのキャリアを捨て、収入が減り生活水準も下がる。それが分かっていながら、彼らはなぜ沖縄移住にこだわるのであろうか。
本調査では、移住者が何を求めて沖縄に来るのか、今もなお独特の雰囲気を持つ「コザ(沖縄市)」の街の魅力について、そこに住む移住者3人のライフスタイルを通して考察することにする。

◆沖縄人=ウチナーンチュ、ウチナー
◆コザ(沖縄市)出身の人=コザンチュ
◆沖縄県以外の本土の人=ナイチャー=ヤマト、ヤマトゥンチュ

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