高齢者等住まい関連施策について
 〜ハウスメーカーへの期待〜


 また、利用者への情報開示を充実し、より適切にサ高住を選択していただくため、サ高住の登録申請書への記載事項 (登録事項) に、運営に関する情報を追加することを検討しております。 fig3

4) サ高住の先進例

 地域に開かれたサ高住の取組みが最近増加しています。その先進例をご紹介します。

①「銀木犀」(千葉県浦安市)
 地域とのつながりを意識した設えが施され、高齢者の「住まい」の枠組みを超えた、地域住民が集まるたまり場として定着。食堂兼リビングやホーム内に設けられた駄菓子コーナー等には、地域の子どもたちや主婦など誰でも気軽に入れるようなつくりになっています。また、入居者と地域の住民とが一緒になって夏祭り等のイベントを開催しています。

② 輪島KABULET( 石川県輪島市)
 社会福祉法人佛子園様は、『ごちゃまぜのまちづくり』として輪島市、青年海外協力協会と連携し、輪島市で多世代居住の地域づくり「輪島KABULET」を推進しています。まちなかの空き家や空き地を活用して、サ高住や、拠点施設 (温浴施設、レストラン、児童発達支援、事務所)、デイサービス、ショートステイ、グループホーム、健康増進施設、子育て支援施設などを整備し、地域全体で高齢者を支援する仕組みがつくられています。