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| 西村: |
神戸市梅元町は、かつて市議会議員や医者といった富裕層が住んでいた場所になります。戦後すぐの建物が数多く残っていますが、車が入れないエリアは廃屋だらけです。自分が住むつもりで一つ購入して改修していたら、うちも買ってくれという依頼が次々に舞い込み、いつの間にか道路60mほどの両側で廃屋9棟を購入していました。
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| 松村: |
そうやって「バイソン」というプロジェクトが始まったわけですね。
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| 西村: |
購入した建物のほとんどが道路に面しています。ブロック塀などを取り払って、全体的な繋がりを持たせるようにしています。ちなみに最初に購入した廃屋は、バイソン全体のギャラリー兼シェアオフィスとして使っています。モデルルームの解体材を貰ってきたり廃業した材木店から処分材を貰ってくるなどして、様々な廃材を再利用しています。実際、バイソン・ギャラリーのガラスはマンションのモデルルームで使っていた物ですし、棚の扉は梱包材に使われていたロシア産バーチです。こちらは舞子に行ってもらってきました。
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| 松村: |
残りの8棟はどの様になりましたか?
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| 西村: |
アーティスト・イン・レジデンス、スタジオ、お茶室などがありますが、多いのはシェアハウスです。女性が長期間暮らすシェアハウスもあれば、1〜2ヶ月間だけ滞在するようなものもあります。夏休みなどには、立命館アジア太平洋大学の学生が大分県からやってきてシェアハウスに滞在するのが恒例になっていたりします。アーティストが多いため、様々なイベントが毎月開催されています。
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| 松村: |
このバイソンに西村さんも住んでいるわけですね。
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| 西村: |
現在はかつての兵庫県警の寮に住んでいます。この建物はバイソンの入口にあって、長らく空き家になっていました。最近借りることができて、西村組のメンバーと一緒に住むようになりました。
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