講演+インタビューシリーズ『ライフスタイルを見る視点』


7.鉄骨造3階建てを借りた「Gallery & factory原風舎」
小柴:  ここは元布団屋さんです。金属作家の角居さんが、築40年の鉄骨造3階建てを一棟借りしています。1階をギャラリー、2階を住居、3階を工房として利用されています。
角居:  現在は彫刻なども含めて金属全般をやっています。金沢美術工芸大学で金属の鋳物を学びましたが、一度焼き物の先生のところに弟子入りし、その後に独立しました。
松村:  この建物は100uほどの広さですかね。
角居:  そうですね。家賃は6万円です。
松村:  それはすごい。空き家の時は、結構ボロボロだったと聞いています。改修費用は角居さんお出しになったんですよね。
角居:  そうです。布団屋の後にタイ料理レストランとして使われていたので油ぎっていて、色んなところが腐ったりしていました。本当にゴミだらけで、あの廃墟がよくここまでと言われます。
塗装などは自分でやりましたが、解体や壁の増設、設備関係はマイルームにやっていただきました。
松村:  建物の看板が布団屋のままですね。
角居:  あまり支障ないです(笑い)。基本的にここは制作の場ですから。



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