今回は50分の1の図面と構造計算書もありました。構造専門家にそれを見せると、壁をぶち抜いても大丈夫とお墨付きがもらえました。家を買ったら改修のために設計図はずっと取っておいた方がいいですね。ドイツではゲボイデパス(ビルディングパスポート)という建物に関する書類をファイルとしてきちんと調えるシステムが試みられています。それは建物の年間エネルギー消費まできちっと出してあって、不動産流通にそれがついてくる。むしろこの建物がいかにていねいにメンテナンスされて、こういう性能を持ったものであるという証明書を、専門家に頼んで数十万円で作るのです。住宅を長く使うにはこんなサブシステムの充実が大事ですよね。 |