ライフスタイル考現行


6.コミュニティデザイナーの日々
吉原:  コーポ江戸屋敷の運営・管理は、久留米市で活動している「H&A brothers(半田ブラザーズ)」にお願いしています。半田さんたちがコミュニティデザイナーとしてぶらぶらして、入居者と交流を持ってくれていることはとても大きいと思います。
半田:  基本的にはBASEにいますが、デスクワークがないときは、花壇のお世話をしたりウッドデッキで誰かとお話をしたりしています。ぼーっといるだけだと怪しまれるので、例えばじょうろを持ち歩いたりしています(笑い)。
松村:  入居者の方々は半田さんをどの様に捉えているのでしょうか?コミュニティデザイナーという立場は、必ずしも一般的ではないと思いますが…。
半田:  おじいちゃんおばあちゃんにとっては、管理人のような感覚だと思います。一方、新しく入居した若い人たちなどには、「自分の住戸だけでなく、敷地全体で快適に暮らそうよ」とさりげなくコミュニティデザインの説明をするなどして、自発的な動きが出てくるよう促しています。
松村:  そのような感じだとすると、苦情の窓口になってしまいませんか?
半田:  その危険性はあります。ですから、管理者というよりも入居者の一人に見えるよう心がけています。



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