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杉山: |
A棟51号室は、雨宮さんが自然光で撮影する写真スタジオにしています。
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雨宮: |
通常の写真館は背景にバック紙を使いますが、個性的なお部屋でリラックスしてもらいながら人物の撮影をしています。ここを選んだ最大の決め手は、床と漆喰の壁がとても素敵だったからです。入居してから知りましたが、ここの床板は58年前の建設当初の下地板をかき集めたものなんですね。こういう味のある床は探しても見つからないと思うので、すごく貴重で大切に使わせて頂いています。
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杉山: |
実はこの部屋はトイレが壊れています。しかも直せないと言われていたので、最初は入居をお断りしたんですよ。もっとも、最近になって直せることが判明したんですけど…。
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雨宮: |
だから4階の部屋を友達に借りてもらったんです。そことこの部屋を二人で一緒に借りてトイレをシェアして工夫しています。
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松村: |
部屋の選び方は分からないものですね。ここは古い床が決め手になっている。しかも自由に改装していいわけですよね、費用は自分達持ちになりますが。
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雨宮: |
天井にはキャンバス地が貼ってありましたが、それを剥いで自分達で塗りました。このお部屋にはベランダが付いているので、そちらも撮影に使えるかなって思いました。難点と言えば、ここは最上階ということでしょうか。屋根が断熱されてないので、夏暑くて冬は寒いんですよ(一同爆笑)。
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