国土交通省が検討会を設置し、令和6年6月に策定した「障害者の居住にも対応した住宅の設計ハンドブック」は、住戸面積25m²程度の賃貸共同住宅に適用可能な、車椅子利用者が自立して生活するための設計ハンドブックです。ハンドブックですので強制力はありませんが、全ての賃貸共同住宅が単身車椅子利用者に使いやすいプラン・寸法になることを目指しています。検討会委員の根岸氏より、本ハンドブックについて、基本的考え方と専用部・共用部のプラン・寸法、及び単身車椅子利用者の住戸出入に関して、必要な検討が行われていない問題を孕んでいることなどをお話いただきました。