『ごちゃまぜ』をめざして、
地域で経済が循環するまちづくりの可能性
-超少子高齢化、人口・世帯減少、プレAI期における後退戦への臨み方-
3) 新しいビジネスモデルの可能性
日本で生活保護費全体として使われている額は年間3.5兆円くらいです。そのうち6千億円が住宅補助費で、東京の場合では、5万3千7百円が一人暮らしの人の上限です。それが贅沢すぎるという意見もありますが、そのお金は家主さんに渡っています。問題の捉えなおしをしてみると全然違った構図になって、家主さんに渡る6千億円が果実あるものにしてもらうような仕組みを考えたらどうでしょうか。1人に5万3千7百円配るのではなくて、シェア居住みたいな可能性を実現すると、違った経済循環が生まれるんではないでしょうか?
もう1つ経済循環として、そういう人たちは家があるだけでは生活が成り立たず、見守りに始まる様々なフォローが必要ですが、そこに新しい仕事をつくるようにすれば、生活保護費で投下したお金が巡り巡って未来の納税になって返ってくることが考えられます。
« Prev
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
Next »