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| 鈴木： |
ウェブで一般の方からも注文を取っていますよね。このような商売はいつ頃から始められたんですか。
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| 丸橋： |
2000年頃からです。この業界ではウェブ店舗（http://www.yusoku.com）は早い方だったと思います。きっかけは、知り合いの女性に袴の仕立てを教えて欲しいと頼まれたことです。ああいうものは、数を作らないとうまくならない。そのため、完璧ではない袴がたくさんできてしまった。
そこで、それらを安く売ることにしたのです。不良在庫や傷物などもあったので、それもまとめてウェブで売ることにしました。そうしたら、色々な人がアクセスしてきました。その頃、ゲームやアニメの影響でちょうど巫女ブームで、コスプレがすごく流行っていたんです。巫女装束などもかなり売れるようになっています（一同爆笑）。
最近では、古典や歴史の授業の教材に使うために、自治体や学校などから注文がきたり、博物館やテーマパークから注文がきたりもします。
うちには店舗はないのですが、近頃はウェブを見たお客さんが直接来られたりします。一般のお客さんにとっては、趣味の物ですから、直接見て買いたいわけですね。実際、その方がお互いに安心です。
文学の世界を知って注文してくる方と、マンガを読んで注文してくる方では、私の対応も違います。マンガから来ている方には、原作の絵にいかに近づけるかを考えます。このような注文が来るまでは、昔の物とよく似たものを作れば商売になっていたんですが、ここ最近やっと自分のセンスや技術を出せるようになったと思っています。
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