高齢者住宅関連を含めて来年度の状況等について
(6) 高齢期の健康で快適な暮らしのための住宅改修ガイドライン
高齢期を迎えるにあたって上手く自宅を改修して住むということは、日本ではなかなかできていないようです。私どもではここにあるように、「高齢者の健康で快適な暮らしのための住宅改修ガイドライン」というのを策定して、できれば年度内にも公表したいと考えています。元気なうちに高齢期に備えるための改修をしていきましょうということで、大きく8つの項目で配慮すべき事項を整理して分かりやすくお示ししようとしております。皆様それぞれのご立場で活用していただければと思います。
※ 平成31年3月28日に、上記ガイドラインが公表されています。
http://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000202.html
(7) スマートウェルネス住宅等推進事業
スマートウェルネス住宅等推進事業に275億円の予算を予定しています。これはサ高住の整備や補助、セーフティネットの登録住宅の改修、そして新設した「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」の3つを予定しています。
新しいモデル事業は、介護予防や健康増進、多世代交流等を考慮した先導的な住環境整備に係る取組として選定されるものに対して支援を実施するものです。事業内容としては、①課題設定型、②事業者提案型、③事業育成型に分けています。今年度までのモデル事業ですと、実現可能性みたいなものをずいぶん厳しく見るものですから、ほぼほぼ出来て当たり前というような、補助金がなくても出来てしまうというような、非常に確度の高い事業が採択される傾向がありましたが、出来るだけ先導的でチャレンジングなところに少しでも応援できないかということで、③事業育成型を新しく設けました。
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