楽隠居インフィルの開発においては、インフィルを身体能力の変化に伴って変更し易く、他でのリユースにも回し易い部分と、一旦設置した後は大きな変更を行わずにすむ部分とに二分することを考えました。
新たに水場を持ってくることで、必要になる圧送排水設備は換気設備、そしてそれらの設置スペース確保や防水処理に必要な床システム、また水場とベッドのあるスペースを分ける仕切り枠は、改造後変わらず使い続けられます。
※SI(サポート・インフィル)について
集合住宅の中の長く変わらない部分(S=サポート)と比較的短い年数で変えたくなる部分(I=インフィル)とを明解に分けることで、長期に亘る快適な集合住宅居住を実現していこうという考え方があります。「楽隠居インフィル」開発研究は、比較的短い年数で変えたくなる部分を取り出し、インフィル部分を効果的に改造する仕組みを提案したものです。
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