講演+インタビューシリーズ『ライフスタイルを見る視点』


5.居住者インタビュー@多様な居住者
鈴木:  入居されたのはいつごろですか。
原田:  9月に入居したばかりです。隣の駅にある美術系大学の大学院に通っています。当初は短期の入居を考えていてレオパレスなどを探していたんですが、それよりもシェアハウスの方が安いんじゃないかと考え直して探してみたら、ちょうどここがあったという感じです。環境もとてもよさそうだったので決めました。
鈴木:  3人で1つのユニットを使っていると伺いましたが、同ユニットの方はどんな方ですか。
原田:  一度社会に出られてから学校に戻られた方や、資格を取るために学校に入られた方が一緒です。私は学生なので同年代の友達が多くなるんですが、お姉さま方とお話しできるのはありがたいですね。皆さんすごく楽しそうに働いてらっしゃいますし、年下の私を励まして下さったりします。私は旅行が好きで、ドミトリーのような場所に泊まるのには慣れていたし好きだったので、シェアハウスも楽しいかなと思って入居しましたが、本当に色々な方が住んでいるので実際に楽しいですよ。
鈴木:  社会人の先輩がいるのっていいことですよね。その方々とお話しされるのは、共用ラウンジになるんですか。
原田:  そうですね。ここに住んでいる人とお会いするのはラウンジにいるときが多いですね。その時にいらっしゃった方とお話しすることになります。私は食事もラウンジで作って食べています。部屋で食べると臭いが気になるからですが、そのあたりは人それぞれです。皆さん大目に作った時はよかったら食べて下さいとお裾分けを置いていかれたりします。
鈴木:  パーティーみたいなものもあるんでしたっけ。音なんかの問題も出そうですけど。
原田:  パーティーはちょくちょくありますし、お鍋をしたりもします。その時はデッキに出たりします。パーティーの音は少しうるさいと思うこともありますが、お互い様と思っているのかも知れません(笑い)。

外に食べに行こうかというようなことを共有ノートに書いて下さることもありますね。この共有ノートにメッセージを書いておいて、行きたい人が名前を書いて待ち合わせるという使われ方もされているみたいです。その他にもメーリングリストやホワイトボードもよく使われています。個人的には、りえんと多摩平の居住者の方で他の場所に引っ越された方がいますが、その方とはフェイスブック等で繋がっていたりします。

ここの方でもまだ全員は知らないんです。やはりラウンジを利用する時間帯によって会う方が決まってくるので、まだお会いしていない方もいるかも知れません。でもお隣の建物の方と個人的に交流されている方はいるみたいです。中央大学の棟の留学生がパーティーの時に遊びに来てくださったりもしていますね。たまむすびテラス全体での交流はまちびらきイベントの後はあまりないように思います。



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