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豊田: |
「ORGANIZING ABANDON」では、マレーシア在住のシュシ・スライマンという作家さんが、アーティスト・イン・レジデンスの作品制作を継続的に行っています。ぼろぼろの廃屋を改修しているわけですが、解体して発生した廃材を再利用しながら、マレーシアの建築と日本の建築をミックスした作品を制作しています。新しい部分はマレーシア産の木材を使っていますが、広葉樹なのでとても重くて運ぶのが大変でした。
アーティスト・イン・レジデンス(AIR)尾道の拠点は「光明寺會舘」にあります。もともと労働基準監督署として建てられたため、尾道の山手エリアには珍しい鉄筋コンクリート2階建てです。労働基準監督署が移転した後は光明寺の会館として利用されたりしましたが、ずっと空き家になっていました。2009年からAIR Onomichi実行委員会 に貸して頂いて1階はカフェ、2階はギャラリーとスタジオに利用しています。2階にはグランドピアノもあってライブもできます。
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松村: |
山の手の斜面を歩いてきましたが、かなり道が狭いですね。普段の生活はどうされているんですか。
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豊田: |
かろうじて二輪車は通れるので、原付バイクを利用する人が多いですね。ちなみに、2キロ圏内なら車庫証明を取れるので、平地に駐車場を確保して自家用車を駐めています。もっとも、毎日車を使うような生活をしている人はあまりいないようです。
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