ライフスタイル考現行


アンケート「空きオフィスを利用したコンバージョン住宅についてみんなはどう思っているか?」


東京や大阪等の都市部では、オフィスの空室率が目立って増加してきている。そこで、それらをうまく改造して、利便性の高い場所に快適に暮らしてみようという「コンバージョン住宅」への取組みが始まっている。ここでは、産学官連携型の「建物のコンバージョンによる都市空間有効活用技術研究会」(代表:松村秀一)が、一般の方々600名以上を対象に実施した意識調査の結果概要を紹介する。新たなコンバージョン住宅はライフスタイルの変化とも大いに関係しそうだ。



1.はじめに

2.調査方法

3.調査概要

4.単純集計まとめ

 (1)コンバージョンの印象
 (2)場所のイメージ
 (3)コンバージョンに対する関心度
 (4)住んでみたい、もしくは使ってみたいか
 (5)コンバージョン住宅にすみたい・使ってみたい理由
 (6)コンバージョン住宅に住む条件
 (7)住みたくない理由
 (8)インフィルについて
 (9)用途の混在について
(10)混在に必要な条件
(11)混在に対する抵抗感の理由
(12)想定されるコンバージョン住宅
(13)ライフスタイル
(14)これからの住まい方
(15)回答者の属性




1.はじめに

松村が代表を務めている「建物のコンバージョンによる都市空間有効活用技術研究会」では、都市部の空きオフィスを住宅に用途転換する様々な方法について研究していますが、その一環として、一般の方々が、オフィスをコンバージョンした住宅とそこでの暮らしについてどう感じるかについてアンケート調査を実施しました。ライフスタイルに関する回答者の考えを反映したような部分もあり、ここにその結果の概要をご紹介致します。(松村秀一)



2.調査方法

調査対象は表-1に示す通りです。インターネットを通じて関東圏と関西圏の居住者にアンケート調査を行い、全46998名のうち669名から回答を得ました。

表1:調査対象者の属性


関東圏 関西圏
居住地域 東京都 埼玉県 神奈川県 千葉県 大阪府 兵庫県 奈良県 京都府 滋賀県
回答率(%) 35.4% 9.9% 16.6% 9.5% 14.5% 7.1% 1.8% 3.7% 1.5%
総数(人) 16635 4660 7785 4448 6798 3355 848 1747 722
(1)居住地域別



3.調査概要


調査時期平成15/2003年3月〜4月
回収期限2003年4月14日
調査方法インターネットを通じて回答
回収数669票
回収率1.42%


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