民間の財団法人が経営する包括的な高齢者住宅群である。市街地に近い利便性の比較的よいところに立地し、家族や友人との関係、住宅外の既存のサービスなどの利用が維持できるよう工夫されている。建物は3つに別れており、低層棟は1階がレストランとカフェ、2階が重度介護者用の居室26室、地階にリハビリテーション室やプールがある。中層棟は、痴呆性高齢者のための住戸で、5人づつを一つのグループとし、中央に大きな共用リビングをとり、その周りを5つの居室がとりまく。高層棟は8階建てで自立高齢者のための住宅で、1ルームから3ルームまで多様な住戸が供給されている。
所在地: フィンランド・ヘルシンキ
戸数: 一つの区画に3棟の建物
低層棟2F建て:サービスセンター・重度介護者居室26室
中層棟4F建て:痴呆性高齢者居室60室
高層棟8F建て:自立高齢者住宅
開設年次: 1999年
住宅専用床面積: 痴呆性高齢者居室:30m2
自立高齢者住宅:1ルーム44.5m2〜3ルーム73.5m2
併設施設など: レストラン・カフェ・リハビリ室・プール・体育館・会議室・礼拝堂