サンフランシスコ港湾地域の再開発に伴って建設された高齢者住宅である。再開発等に関連する住民運動を展開していたNPO組織TODOCOが開設、運営している。再開発に伴い従前の住居を失い新たな住まいが必要になった低所得の高齢者を対象にした適正家賃の賃貸住宅である。入居対象者は、年収12,000ドル以下、62歳以上の単身者である。入居者の60%は中国系でロシア人も多い。住居の他にデイセンターが併設され、近隣の高齢者も集まってくる。インテリアや家具などは昔のイエナ・ブエナの雰囲気を彷彿とさせるようにオールドスタイルにしている。住宅建設の財源には市のホテルタックスが当てられ、低コストで建設されている。
所在地: アメリカ・サンフランシスコ
戸数: 189戸
開設年次: 1989年
住宅専用床面積: スタジオタイプ:38.5m2
ラージスタジオタイプ:45m2
1寝室タイプ:50.6m2
併設施設など: デイセンター・食堂・中庭