中古マンションの購入を期に、車いすを使う母と、仕事をもち自宅で介護をしながら生活する娘が、使いやすく快適な生活ができる住まいにしました。

所在地 埼玉県上尾市
対象住宅 築後18年 RC造 総工事床面積60.00F
居住者構成 2人(高齢者1人)
竣工・期間 竣工12年4月 設計期間60日 施工期間38日
工事費 該当部門400万円 総工事費600万円
設 計 (株)長谷工コミュニティ 東京支社
施 工 (株)長谷工コミュニティ 東京支社
第17回 リフォームコンクール受賞作品


 

介護をする娘がキッチンにいても母の気配を感じられるよう出入口はすべて引戸にし、部屋全体が広く見渡せる間取りにしました。
車いすでベッドからユーティリティへ楽に移動できるように、洋室とリビングの出入口は広くとり、リビングから直接入ることの出来るユーティリティにしました。
車いすでの洗面や、浴室への出入り、便器への乗移りがスムーズにできるように広いユーティリティスペースを確保した。
車いすでの外からの出入りを楽にするため、居室部分の床を5B上げ、玄関扉下枠部分の段差をなくしました。

 

上り框や引戸のレールも段差3@以内に押さえ、車いすの障害にならないように注意しました。
 

リフォーム前は、和式浴槽の高さは60Bで高齢者に危険。うす暗く、単に清潔であればよいだけの場所でした。

車いすから便器への乗移りのための介助が楽にできるように便器前面から壁までは80Bを確保し、滑りにくいL型の手すりと、前面にも手すりをつけました。便器横には、尿瓶洗浄のためのシャワーホースを取りつけました。洗面化粧台は車いすのまま使えるよう、高さ調節ができるものにしました。

リフォーム前

リフォーム後 

浴室には介助が楽になるように自立保持のための手すりを4箇所取りつけました。

ユーティリティの入口前は車いすが90度回転できるように巾1m20Bを確保し、出っ張り部分は斜の壁とし車いすの移動がしやすいように工夫しました。

リフォーム前

リフォーム後

我が家自慢Topへ 1 2 3 4 5 6