□ NPOの活動の課題

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人件費、事業所の家賃といった固定費用とリフォームやコミュニティビジネスでの収益のバランスがなかなか難しいといった現状です。
現在の収益の大部分は、コンサルタント業務(国などからの調査委託)であり、この収入をコミュニティビジネスなどの費用に当てています。

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リフォーム活動の人材を探すことが難しいことです。
リフォーム活動のプロスタッフがNPOから離れたため、現在は大きなリフォーム工事ができていません。
色々な工事ができる多能工の人材を探していますが、自分で商売のできる多能工は自分で仕事としてやっているわけで、そのあたりの住み分けと人材探しが至難です。




□ ニュータウン再生の課題

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昭和40年代につくられた都市インフラはキャパシティが小さく、ある地区の建て替えを行うなら、ニュータウン全体への対処が必要になります。つまり分譲住宅も公共住宅も運命共同体です。様々な住民の意向をどこで折り合いをつけ、どこから建て替えを始めるかという難しい課題に直面します。海浜ニュータウンの住宅の6〜7割は公共住宅ですが、全国トレンドから見て、建て替えの時期が回ってくるのは30年後くらいではないだろうかと推測されます。さらに公共住宅はUR賃貸、市営住宅、県営住宅がそれぞれ縦割りで管理されており、意向をまとめることは難しいと言えます。建て替えは分譲住宅から始めることになるかも知れません。建て替えについては30年後を見据えた長期的なマスタープランを立てることが必要であり、長期的なストック活用についてもどうするかも検討しなければなりません。
A
不動産会社、介護事業者などを集めた勉強会も行いましたが、意見はまとまっていません。




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