暮らしと住まい相談センターではビジネス思考ではなく、暮らしを良くするために、それに関連する様々な内容の相談に対応するといった活動を行っています。
当初は、住まいに特化した活動も考えていたのですが、始めてみると、「住まい」の中に暮らしが存在するのではなく、暮らし環境が満たされれば「住まい」も満たされるということに気がつきました。だから、ここは「暮らし」を基調とする相談センターです。特に、高齢になるにつれて増してくる不安感の背景には、実に様々な問題が複合して存在しており、家族、住まい、健康、家計等と切り離してみても全く意味がないことがわかりました。
 相談は、あくまで「聞く」というスタンスです。金銭の話に首をつっこむようなことはぜず、年収や名前もこちらから問うといったことをひかえて相談にのっています。そして、相談の内容に応じて、関連する適切な情報を提供したり、具体的な行動に移せる相談窓口に繋げるといった活動をしています。
相談に対応するスタッフは、地域のことをよくわかっているごく普通の生活感覚を持ち合わせた人が適任と考え、女性が中心です。
このセンターは、いわば地域のクリニックのようなもので、まずはいろいろ問診で状況を把握して、必要に応じて専門医などに紹介するような役割を担っています。 

 

□相談の特徴
 
  全体の75%が暮らしの相談です。残り25%は、様々な問題が複合しており、「自分自身いったい何か問題なのか、どこから考えたらよいのかわからない」といったタイプです。
センターの場所は、京王電鉄の理解をいただき、京王プラザホテル多摩の3階という好立地にしたため、ふらっと何となく、あるいは何かのついでにといった感じで立ち寄られる人も多くいます。
あまり近所だと相談しにくい、相談対応者があまり地域のことに詳しすぎてもだめといった微妙なことがあります。多摩ニュータウンに住まう方々や地域情報や個人情報の取り扱いには敏感なところがあります。

 

□活動実績
 
  暮らしと住まい相談センターに訪れた訪問者と日常会話を交えつつ相談にのるかたちをとっているので、実はなかなか目にみえた実績になりにくいことがあります。
住まいに関係する直接的な実績としては、老夫婦の方の住み替えがやっと1件実現したところです。奥様の  希望と旦那様の希望が食い違っていたため、個別に相談にのり、その後十分な時間をとりお互いの話し合う時間を設けることで解決しました。
 また、2007年2月からは京王電鉄と提携して「住みかえ」を支援する活動を行っています。
(→→→詳細はこちらのパンフレット(PDF形式)を参照下さい。)

 
京王電鉄が「移住・住みかえ支援機構」に参加して行っている高齢世帯と子育て世帯の相互の住み替え支援に関して、問い合わせへの対応や個別相談会の実施に協力しています。さらに、出張相談として、多摩草むらの会の行っている障害者自立のためのレストラン等で活動を行っています。


                                                         










トップページ | 設立経緯 | 活動内容 | コーポラティブハウス | 質疑応答