外構 |
建物 |
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バッファーゾーンとしての塀
以前のように窓をあけて風を取り込めるように、隣の軒のプロポーションをふまえながら塀を設けた。素材も色モルタルとし、ローコストで他の自然素材と調和が取れるものとした。 |
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(4) |
建物配置〜セットバック
前面道路は県道になり交通量が増え、歩道を走る自転車にぶつかったこともあった。以前のように安心して出入りができるよう、南側に二間半(4.5m)曳き家しアルコーブを設けた。 |
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(2) |
あえて駐車スペースは裏側へ
多少不便ではあるが、正面に駐車スペースは確保せず、裏側に確保した。 |
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(5) |
建物配置〜隣家との関係
曳き家をしても、以前からの町屋独特の配置のルール(隣どおしの日当たりや風の通り道の確保、垣根のないコミュニティなど)を壊さないことを心掛けた。 |
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(3) |
基礎石をそのまま利用した花壇の縁石
昔の石基礎をそのままの位置で、花壇や縁石として活用しているため、家族がかつて家の姿を語り継ぐこともできる。 |
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屋根並み
隣への雨仕舞いや屋根並みを生かすために、町屋独特の切妻平入り、瓦屋根を継承した。軒高や軒の出は、以前のものを繕い、再利用した。 |
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外壁
以前から地域で使われている下見板貼り(土壁下地で防火性能を確保)とし、周囲との調和を図った。 |
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開口部
風の通り道を確保するため、以前と同じように大きな開口部としたが、プライバシーを確保するため格子戸とした。また、木製建具とすることで周囲との調和を図った。 |
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(9) |
暮らしがまちなみの表現になる
蒲原の町屋のほとんどが、江戸(東)側に玄関と土間を配置している。町屋の間取りのルールを守ることで自然なかたちで調和したまちなみが形成される。 |
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