受賞者名 川津悠嗣
作品名 風景を創る 木によるリフォーム


●まちなみ配慮のポイント
 郊外で見つけた中古物件は、かつて1階は住宅に、2階は事務所として使われていました。サイディングの外壁に計画なくあいた開口部、2階に出たバルコニーなど、今の日本に多く見られる無味乾燥なその姿は、木製のルーバーとテラスを建物の全面に加える事で、イメージは一新しました。このルーバーは建物に奥行を与え、プライバシーを守り、また、西日除けにもなっています。段差を利用し大きくはり出したテラスも、その中や周辺に配置された樹木とともに奥行の深い外観を作り、楽しげな雰囲気を演出しています。週末ごとに友人達とここでパーティを開く、クライアントは、この環境や風景を十分楽しんでいる様子です。
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