受賞者名 (株)都市デザインシステム コーポラティブ事業部
 マネージャー 藤田弘之、中村秀樹
 チーフ 岩丸誠一、プランナー 塚本裕樹、スタッフ 平井慎一、相樂章朗
(株) エステック計画研究所 所長 大澤良二
東京電力 (株) 販売営業部 課長 森村和三
作品名 環境共生とまちなみ


●まちなみ配慮のポイント
【配棟】全ての区画から野川の流れが望めるように建物を配棟し、隣棟間隔を確保。風の流れも計算し、周辺の自然環境を生かした計画としました。
【デザイン】街の街路は広場となるように、ピンコロ石で仕上げ、クルドサック (転回広場) を設けました。併せて無電柱化により景観向上をはかりました。建物は野川や周辺の緑が生えるホワイトキューブにデザインしました。
【機能】建物をオール電化住宅とし、CO2を熱源とする省エネルギーのエコキュートを採用。環境に配慮した計画としました。各建物の南側に、落葉樹のシンボルツリーを植栽。開口部には大きな庇を設け、夏は庇とシンボルツリーで日差しを遮り、冬は落葉して採光を確保できるパッシブソーラーとし、省エネルギー化を図りました。
【地域性】近年渇水が増えた野川。水源が地下水となっているの野川へ配慮をするため、町に降った雨を地下に浸透させる計画としました。
【植栽】敷地境界に塀や柵を設けず、緑の生垣で仕切る計画としました。また各区画のシンボルツリーが並木道を形成するように植栽しました。
【新たな価値観】この街はコーポラティブ方式で創られた街。居住者の方が、周辺環境を踏まえ、植栽をデザインしたり、管理ルールを決めたりしました。月に一度の野川清掃も居住者の方々が自主的に決めたものです。
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