ライフスタイル考現行


5.インタビュー:東京都出身YSさん(59)

[氏名] YSさん(59)
[出身地] 東京都
[職業] 環境コンサルタント(植物)
[移住歴] 6年6ヶ月
[移住前の訪問回数] 5・6回(旅行や植物の探求)
[人物紹介] 環境コンサルタントの仕事をするかたわらボランティア活動にも積極的に参加。また沖縄が本土復帰した頃から遊びにきていたので、沖縄のことにも非常に詳しい。

Q01/沖縄に移住する一番のきっかけは?

植物関係のことを本格的にやりたいと思い、沖縄移住を考えた。特にキョウチクトウ科(夾竹桃科)を勉強しようと思ってね。東京で育てようと思ったら冬には温室が必要になる。沖縄でやれば路地で育つのに…それじゃあ、自分の体をこっち(沖縄)に持って行けばいいかって。それで、東京の財産を全部売ってこっちにやって来た。だから、東京に帰るつもりはまったくない。だって、植物が育たないさー。雪が降ったりするしね。その点、沖縄は日本の一番南で暖かいし、植物が良く育つ。本当はマレーシアやオーストラリ辺りにまで行きたいけど、日本じゃない国だから、とりあえずはここかなって。沖縄をステップに。


Q02/移住先になぜ沖縄市を選んだのか。

まだ住み始めて半年。以前は、海が近く、赤い瓦屋根で一軒家、しかも庭つき。そんな自分の希望した条件に合った家に住んでいた。でも台風の被害にあって、ここに移り住んできた。別にコザにどうしても住みたいというこだわりは別にない。でも、沖縄市の博物館にしょっちゅう来て、いろんなことをやっているし、ボランティア関係もここでやっているから、歩いて来られる今の家は便利だね。いちいちバスに乗って来るのは大変だしね。歩くのが一番早い。


Q03/沖縄と本土のギャップは。

良かったのは、やはり植物が溢れていることだね。見ているだけでも楽しい。それに海が近い、山が近い、自然が豊富。自転車ですぐに海にいける。そんなところがいいよね。でも、いつも腹立たしく思うこともある。なにしろ交通マナーが悪すぎ。こっちでは信号を頼りにしてもダメ。酔払い運転が多いし、保険に入っていない人もかなり多い。まさに引かれ損よ。自分で自分の身を守らないと相手を信用できないもんね。


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