「高齢者向け住宅水周り等介助動作寸法に関する研究」より
まとめますと、これから設計する時に間口1,500mm×1,400mmの広さがあれば移乗介助がギリギリ出来るのではないかと思います。しかしこれは広すぎるかと思われている方も多いと思いますが、その時には一つの工夫があります。写真のような扉のつけ方をすれば、間口1200mmとか1300mmしかなくても扉を開ければ1500mmの空間が使えます。また同様の工夫ですが、1100mm程度の大きな扉を付けて、トイレを開放して部屋の面積を上手く使いこなして移乗介助ができるように工夫する事例もあります。
トイレットペーパーや手すりが設置されているところから1400mmの幅を確保するのはなかなか難しいと思います。その時には先程のように、扉の形を工夫することによって、面積を確保すれば、職員さんも介助がしやすいような空間になると思います。
« Prev
1
2
3
4
5
Next »