応募者名 株式会社ハマノ・デザイン 濱野 忠彦
作品名 SUMA HOUSE


●まちなみ配慮のポイント
95年1月17日、阪神大震災の被害を受け、施主の以前の敷地より100mほどに移動した新しい敷地にアトリエ付き住宅を2001年5月に新築されました。
住宅建設浩司とほぼ同時期に新しく都市計画道路が整備され、新しい敷地の隣りのお寺も移動を余儀なくされ、お寺の以前の敷地内にあった大きな楠は歩道の真中に残り、広くまっすぐに引かれた道路と共に街並みは新しい印象に生まれ変わりました。
建物の構成は、1階は洋服の縫製アトリエ、2階は女性オーナーの住居です。延床面積は、80m²と非常に小さくコンパクトな建物です。外壁は白くシンプルでストイックな印象を与え、その建物と楠、お寺の石垣、それぞれがなじみ、そして新しく爽やかなまちなみに昇華できればと考えました。
住宅が完成してすぐに宅急便のお兄さんからお施主さんに場所確認の電話があり「あの白い家ですか!」とすぐわかったとお施主さんから聞きなぜか嬉しく感じました。
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