応募者名 小長谷 晃・コーア設計事務所
作品名 穏日居


●まちなみ配慮のポイント
 出来るだけ、軒を深くしてみました。
濡れ縁があり、隣人との世間話は、おおかたここで済まされます。庭先には、たった3坪の畑があり、四季の移ろいを楽しむことができます。
 南側の塀代わりの緩やかな築山は、地域社会とのつながりが希薄になりがちな現代の風潮の中で、少しでもそこに潤いが生まれ、優しい気持ちにでもなればとの思いで提案されたものです。
 御主人は、信州松本の出身です。温暖な静岡に来て、40数年になるといいます。「それとなく古里と対話できる住まい」が今回の家づくりのテーマのひとつでもありました。
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