3) こま武蔵台に何が必要か
- 参加者に、自由回答で本イベントについての意見をお聞かせくださいとお尋ねすると、大きく三点が指摘されたかなと思います。一点目はこれからもこのような取組みをしていきたいということで若い方の声が聞けて良かったこと、二点目は交流会の継続ということで、こういう交流ができる場を開催してほしいということ、三点目が情報共有発信ということで、色々な意見を今回きけたので、今後も参考になるような情報が欲しいということです。
- 次にこま武蔵台は今後どういう変化が必要かというようなことも自由記述でお尋ねしました。これも三点あるかなと考えています。一点目は若い世代に興味をもってもらえる魅力発信として、田舎でない田舎であること、都心からのアクセスも程よくよいことをPRすることです。二点目が次世代のための児童館整備など子育て環境の充実、三点目は多世代交流ができるイベント企画と、イベントを実施できるような場づくりです。その他、空き家対策や公園活用などの意見も出ておりました。
4) 本イベントの評価と課題
- このイベントで評価される点は、次世代メンバーの意見を取り入れて企画・実施したこと、子育て世代や若者の参加者が増えたこと、SNS等を活用した告知を増やしたこと、イベントの後、次世代メンバーがそれぞれにテーマを決めてWSを開催するなど、新たな交流の場が増えたことがあげられます。
- 課題としては、企画準備等に時間が掛かり、十分な告知と集客が出来なかったことと、こうした活動に対して日高市や自治会の今後のご参加、ご支援をいただけるよう、関係者の理解や情報の共有化を深める必要性があるということがあげられます。
- 今後の展開は次の3つが考えられます。
- ①
- まちの再生には世代間の交流が不可決です。そのためにも継続的に次世代住民と交流を図り、シニア世代の参加も促す活動やイベントの企画、開催を進めることにより、多世代間交流の基盤が創られていくと考えられます。
- ②
- 今回の調査活動を通して、地域にイベントがあれば子供たちをはじめ多くの人が集い、交流の機会が生まれるということ、そしてその様な場を住民の多くは求めているということを強く感じました。
- ③
- 従来シニア世代で行ってきたイベントなども、SNS等を活用した情報のシェアを行うことで、次世代メンバーの参加の機会を増やせるのではないかと考えられます。