法人の理念は「ノーマライゼーション」です。
 これは “どんなに重い障害を持っていても、私たちと同じようなごく普通の生活が
きちんと保障されなくてはならない”という考え方で、26年間ずっと掲げ続けられています。
 法人はノーマライゼーションを、
“重い障害をもっていても、地域の中で1人の生活者としてのくらしを築く”と訳しています。
運営方針は、「人権擁護」と「民主的運営」です。
 「人権擁護」は高齢者のみならず、職員のためにも重要であると位置づけられています。

    現場で「人権擁護」を具体化するために
     1、 人間の尊厳を守ること
     2、プライバシーを守ること
     3、市民的な自由を保障すること
    の3点を、徹底するように指導しています。 (市川理事長のお話より)

 
  例えば、喜楽苑で暮らす高齢者は自治会をつくり、自分たちの要望を出し、改善を求めたり、
一泊旅行や食事に出かけたり、地域の老人会に入会したりと、地域との関わりを常に持つことが
できます。市民的自由がこのようなかたちで保障されています。
  「民主的運営」とは、貴い国民の税金が投入された施設であることを踏まえ、地域の社会資源
として地域に開かれ、地域一体の運営に努めなければならない、そして情報も開かれて
いなければならないという法人の思いから決められました。
言いかえると、“地域に根ざす”という意味です。 地域の自治会行事への参加なども
盛んです。





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