断熱改修のすすめ夏の暑さ対策>窓際が暑い

窓は古い住宅の場合、アルミサッシのシングルガラスが一般的です。シングルガラスは外の熱気を伝えやすいため、窓際が暑く、不快な状態となります。
これを改善する手法として、次のような開口部改修が有効です。

開口部断熱改修のメニュー
アタッチメント工法二重化工法カット工法


改修の概要
● 既存サッシのガラスを取外し、アタッチメントを介して高性能ガラスを設置する方法です。

● 通常のガラス交換と変わらないため、概ね1日で工事が完了し、比較的安価で採用しやすい開口部改修です。

● 暮らしながらの改修が出来るので、家具の移動などが不要で住まい手の負担が少なく済みます。

改修の手順
1. 既存サッシの障子からガラスを取り除く。
2. 掃出しマドの場合は窓台の状態を確認する。
3. アタッチメントに高性能ガラスを設置し、窓障子にはめ込む。
4. 気密性を改善するために、サッシのゴムパッキンを交換する。
5. 戸車、クレセントの調整を行う。


改修費用の目安:30,000円/m2 (改修費用の算定条件についてはこちらへ


  実際の断熱改修作業の様子

■既存サッシから、ガラスを取り除きます。

■アタッチメントに高性能ガラスを取り付け、既存のサッシにはめ込みます。

■左側の窓が、施工前です。右側が施工後です。 この様に、既存の窓より、ガラスの面積が減ります。

■施工後の全体です。


注意事項
● サッシの種類、はめ込むガラスの種類によって、網戸と干渉することがあります。その場合は、ペアガラスの空気層の厚さを調整します。

● ガラスの交換だけでは気密性を高めることはできませんので、気密性が必要な場合にはサッシ枠の交換をしてください。

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改修の概要
● 既存のサッシを残して、既存のサッシの室内側に高性能サッシを追加する方法です。

● 概ね1日で工事が完了し、開口部の断熱改修の中では最も断熱性能が高まります。

● 暮らしながらの改修が出来るので、家具の移動などが不要で住まい手の負担が少なく済みます。

改修の手順
1. 窓台及び窓枠の状態を確認する。
2. 既存のサッシの内側(窓枠)に高性能サッシを設置する。
3. 戸車、クレセントの調整を行う。


改修費用の目安:58,000円/m2 (改修費用の算定条件についてはこちらへ

注意事項
● 高性能サッシは重量があるため、重さに耐えられるか窓台などの状況をよく確認する必要があります。

● 掃出し窓の場合は、下枠にサッシのレールによる段差(15mm程度)が生じます。
● サッシの開閉回数が増えるため、常に開閉を行う必要がある箇所には使用を避けた方がよい場合があります。

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改修の概要
● 既存のサッシを撤去し、新規に高性能サッシを設置する方法です。

● 外壁の改修と同時に行うと施工性が向上し効率的です。

● この改修を単独で行う場合は、専用の改修部材を用いると外壁との取り合い部分の防水処理が簡素化でき、効果的です。

改修の手順
1. 既存のサッシを撤去する。
2. 窓台、まぐさの補強を行い、外壁見切り材を設置する。
3. 新規サッシを設置する。
4. 額縁の設置、額縁廻りの補修を行う。


改修費用の目安:79,000円/m2 (改修費用の算定条件についてはこちらへ

注意事項
● 外壁との取り合い部分の防水処理は入念に行ってください。専用部材を用いることをお勧めします。

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