断熱改修のすすめ夏の暑さ対策>壁が暑い

外壁の断熱材が不足しているか、入っていない場合、日射による熱や外の熱気が外気の熱が壁面から室内に伝わり、室温が上昇し、冷房の効きが悪い状態となります。反対に冷房の冷気も外へ逃げやすくなります。

これを改善する手法として、外壁の断熱改修が有効です。

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外壁断熱改修(外張り付加断熱工法)外壁断熱改修(外張り断熱工法)


改修の概要
● 外壁側から柱や土台の腐朽や内部結露の状態を確認した上で、外壁の上面に直接、断熱材を張り付ける方法です。外装の模様替えの際に同時に実施すると有効です。

● 暮らしながらの改修が出来るので、家具の移動などが不要で住まい手の負担が少なく済みます。

● 改修の際に外壁を部分的に撤去して、耐震改修を組み合わせることができます。

● 外壁の仕上げ工事や開口部廻りの見切り枠の施工など、断熱改修に伴う他の工事が発生するため、やや大掛かりな改修工事になります。

改修の手順
1. 外装材の下端を撤去して、土台や柱脚部の腐朽状態を確認する。
2. 既存断熱材がある場合は、結露の現況などを確認し、良好であれば残して活用する。
3. 外壁の上及び下端部に通気止めを設置する。
4. 外装材の上面に胴縁を設置し断熱材を貼り付ける。
5. 透水防湿シートを貼り通気層を設置し、外装を仕上げる。


改修費用の目安:18,000円/m2 (改修費用の算定条件についてはこちらへ

注意事項
● 既存断熱材の状況が結露などで良好でない場合や、土台や柱脚部の腐朽状態が悪い場合は、適用してはならない方法です。

● 基礎、外壁、屋根を外張り断熱とする場合は、通気止めの必要はありません。ただし、部分外張り断熱となる場合(例:床断熱と外壁外張、外壁外張と天井断熱)、通気止めの設置が必要になります。

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改修の概要
● 外壁を撤去し、軸組みの外側に断熱材を貼り付ける方法です。外断熱工法として新築住宅で普及している工法を採用する改修です。

● 暮らしながらの改修が出来るので、家具の移動などが不要で住まい手の負担が少なく済みます。

● 外壁を撤去して改修を実施するので、耐震改修との組み合わせ工事を行うことができます。
● 外壁の仕上げ工事や開口部廻りの見切り枠の施工など、断熱改修に伴う他の工事が発生するため、やや大掛かりな改修工事になります。

改修の手順
1. 外装材を撤去して、土台や柱脚部の腐朽状態を確認する。
2. 壁体内結露の現況を確認し、既存断熱材がある場合は撤去する。
3. 外壁の上下端部に通気止めを設置する。
4. 断熱材を軸組みの外側に設置する。
5. 透湿防水シートを貼り通気層を設置し、外装を仕上げる。


改修費用の目安:22,400円/m2 (改修費用の算定条件についてはこちらへ

■写真のように胴縁を設置して、断熱材と外壁の間に空気を通すよう、通気層を確保します。

注意事項
● 土台や柱脚部の腐朽状態が悪い場合は、適用してはならない方法です。

● 基礎、外壁、屋根を外張り断熱とする場合は、通気止めの必要はありません。ただし、部分外張り断熱となる場合(例:床断熱と外壁外張、外壁外張と天井断熱)、通気止めの設置が必要になります。

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