断熱改修のすすめ夏の暑さ対策>上の階が暑い

夏の屋根面の表面温度は、50℃以上と非常に高温になります。そのため小屋裏の断熱が不足していると、熱が小屋裏にこもってしまう「ほてり現象」がおこります。これらを改善するには屋根、天井の断熱改修が有効です。

改修手法のメニュー
屋根断熱防水工法屋根断熱ブロック工法天井吹付断熱工法天井吹込断熱工法屋上緑化

改修の概要
● 屋根スラブに断熱材を敷設する工事です。アスファルト防水の施工後、断熱材を敷設し押えコンクリートで仕上げます。
● 防水工事との一体施工ですから、屋上防水の修繕時期に合わせて行うことが効果的です。
● 建物外部の工事になりますので、室内への工事の影響は小さく住まいながらの工事が可能です。

改修の手順
@屋根スラブの劣化状況や漏水の有無を確認します。
A劣化部(コンクリートのひび割れ、鉄筋爆裂、コンクリート欠損など)を補修します。
B全面にアスファルト防水を行います。
C断熱材(押出し法ポリスチレンフォーム等)を隙間無く敷設します。
D仕上げとして押さえコンクリートを打設します。


改修費用の目安:13,000円/m2 (改修費用の算定条件についてはこちらへ

 

注意事項
● 断熱材に水が廻らないように、仕上げの押えコンクリートはひび割れ防止目地を入れる必要があります(断熱材に水分が含まれると断熱効果が充分に発揮されないことがあります)。

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改修の概要
●屋根スラブの上に断熱材一体型のコンクリートブロックを敷設する工事です。
● 建物躯体(屋根スラブ)に日射が直接当たるのを防ぎ、コンクリートへの蓄熱を抑えることができます。
● 建物外部の工事になりますので、室内への工事の影響は小さく住まいながらの工事が可能です。

改修の手順
@敷設範囲の割付を行い、断熱材一体型のコンクリートブロックを端から順番に敷設します。
Aコンクリートブロックの四隅をモルタルで固定します。


改修費用の目安:5,000円/m2 (改修費用の算定条件についてはこちらへ

 

注意事項
● 製品寸法が決まっているため、屋根の寸法によっては敷設できない部分が残ってしまう可能性があります。変心加重にならないようにバランスよく配置することが重要です。
● 台風等によりコンクリートブロックが動かないよう、モルタルにて確実に固定することが必要です。

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改修の概要
● 直にコンクリートスラブにクロス貼り、若しくは塗装などが施されている場合の工事です。
● 室内側から天井スラブ面に専用の機械を用いて現場発泡硬質ウレタンフォームを吹き付けます。
● 室内側からの工事ですから、荷物の移動や養生などが必要となります(施工範囲と生活範囲のローテーションによって住まいながらの工事は可能です)。

改修の手順
@室内の荷物の移動と養生を行います。
Aコンクリートスラブを下地とした仕上材がビニルクロスの場合は撤去します。
B天井面に硬質ウレタンフォームを吹き付けます。
C仕上材の下地としてプラスターボードをボンドで貼り付けます。
D仕上げにビニールクロスを貼ります。(塗装仕上げも可能です)


改修費用の目安:13,500円/m2 (改修費用の算定条件についてはこちらへ

 

注意事項
● 製品寸法が決まっているため、屋根の寸法によっては敷設できない部分が残ってしまう可能性があります。変心加重にならないようにバランスよく配置することが重要です。
● 台風等によりコンクリートブロックが動かないよう、モルタルにて確実に固定することが必要です。

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改修の概要
● 屋根スラブの下に天井ふところがある場合の工事です。
● 天井裏に専用の機材を用いて粒状断熱材をまんべんなく吹き込みます。
● 断熱材を吹込むために1部屋あたり約2箇所の点検口を設ける必要があります。
● 内装などに大幅に手を加えることなく、概ね1日で工事が完了するため、ローコストで高い効果が得られます。
● 天井裏が確保されていれば、安価で信頼性の高い施工が可能です。

改修の手順
@ 小屋裏への進入口として、1部屋に約2箇所点検口を設置します。
A 既存断熱材がある場合は、防湿層の向きを確認します。
B 照明器具の養生を行います。
C 小屋裏換気口が無い場合は、新たに設置します。
E 粒状断熱材を所定の厚さ分まんべんなく吹き込みます。



改修費用の目安:4,800円/m2 (改修費用の算定条件についてはこちらへ

 

注意事項
● ダウンライトは、断熱材がかぶっても問題のない(SG)タイプであることが条件です。事前に確認して、問題がある場合は交換が必要です。

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改修の概要
● あらかじめ緑化された薄型パレットを敷設する工法です。簡易的に屋上を緑化することができます。
● 屋上防水のメンテナンス時には一時的に取外し再利用が可能です。
● 屋上を緑化することにより、屋根に直射日光が当たるのを防ぎ熱が伝わりにくくなります。また、植物から蒸発する水分が熱を奪い、周辺温度を低下させヒートアイランドの防止にもつながります。

改修の手順
@屋根スラブの劣化状況や漏水の有無を確認します。劣化部は必要に応じて補修します。
A植物の根がコンクリートを痛めないよう防根シートを設置します。
B排水・保水のためのパネルを設置します。
C緑化されたユニットを敷設します。


改修費用の目安:21,100円/m2:本体価格のみ(改修費用の算定条件についてはこちらへ

注意事項
● 防水層に劣化が無いか事前の確認が必要です。
● 強風により飛散しないよう固定方法に注意が必要です。
● コンクリートをいためないように植物の根の処理は的確に施工する必要があります。
● 年に数回のメンテナンスが必要になります。

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