断熱改修のすすめ>断熱改修目安費用の算定条件について

1)断熱仕様
●断熱材の仕様は、次世代省エネルギー基準における仕様基準に基づき検討しました(Y地域仕様基準を適用)。

2)目安費用の算出
●工事費用は、延床面積約38坪の住宅モデル※1を基に改修内容に応じて必要な建材・部材、断熱材を想定し、標準的な材料費により積算しました。
● 材料費の単価は、建設物価や積算資料(2004年版)を用い、掲載されていない製品はカタログ価格の80%の金額を計上しました。
● m2単価は、各種断熱改修工事の及ぶ範囲の合計費用を施工面積で割って算出しています。
● 防湿や気密工事に関連する費用、換気設備の改修などに関する費用は含んでいません。
● 運搬・諸経費として10%を計上し、税込み価格を表記しています。
● 断熱材確認等の既存の状態に関する現地調査費用は、物件の状況により大きく異なるため、含んでおりません。ただし、開口部は室内での採寸となるため、費用に計上しています。

※1 宇田川光弘: 標準問題の提案−住宅用標準問題−、日本建築学会第15回熱シンポジウムテキスト、pp22-33、1985 より