シーサイドから臨むメキシコ湾
全体計画図
タウンセンターに向かうストリートと鳥瞰風景
所在地:
フロリダ州ペンハンドル群
開発規模:
80エーカー/約300戸(コテージ)
開発主体:
シーサイド・ディベロップメント・カンパニー
開発計画:
DPZ
開発年度:
1979〜1982年

 ネオ・トラディショナルおよびニューアーバニズムのひとつのビジョンをつくったプロジェクト。80年代後半以降のアメリカの住宅地開発に大きな影響を与え続けている。周辺のメキシコ湾岸に一般的に見られるビーチフロントに高密度な建物を配置するコンドミニアム群と異なり、商業、レクリエーション施設と住宅の集合体で伝統的なアメリカ南部の小さな街の形態をベースとしている。シーサイド・コートによって、ビレッジ全体のハーモニーを乱すことなく、複数の建築家が高品質のプロジェクトを完成し、より豊かな環境を創出している。シーサイドの出現によって周辺は人気のリゾート地として一気に開発が増加したが、シーサイドはその外周部を自然保全区域として開発しなかったため、野生鳥類の生息が増加し、環境保護団体シエラクラブによって模範的なリゾート地に選ばれた。
まちなみと海のパビリオン 住戸間の砂敷の小道