まちなみに配慮した住まいづくり
 −部位別提案手法マトリックス−
「外構・8.樹木」-「II.快適・調和した穏やかさを出す」

大きな樹木を見かけることの少ない市街地だが、寺社の境内に残る大木を見ると、その存在感、木陰や風による音など捨てがたい魅力がある。アプローチやカーポートの一角を生かし、「わが家の樹」を植え、成長を楽しみたい。建替え時には、既存樹木を残すように考えたい。樹木の育つ時間を思えば、積極的に、木を生かした建物計画をする。剪定や落ち葉の処理など多くの配慮が必要だが、1本の樹木から得られる恩恵は多い。
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具体的手法
用語解説
シンボルツリーを植える
 適用分類:4N、6N
改善レベル:改築レベル
フラットな表面と木目のRC打放しで構成された建物と塀。樹形が軽やかなものを選んで、硬い印象とのバランスをとっている
改善レベル:改築レベル
竹と緑そして個性的な塀は、白い壁に映える

既存樹木を残す
 適用分類:4W、6W
改善レベル:改築レベル
通りから見上げる樹木、小さな庭と住まいが偲ばれる板塀。懐かしさとともに穏やかなつくりを感じさせる



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