応募者名 アドパース設計 横山 正登
作品名 浮遊する離れをもつ家(楽水居)


●まちなみ配慮のポイント
愛知県岡崎市に建つ木造2階建ての住宅である。建築を業とする自身の自邸でもあり、今日まで蓄えてきた様々な住宅に対する思い入れ、そして次に連ながる展開への試みを、与えられた条件下、具現化させた住宅である。雨水・井戸水を利用した水を積極的に活かし、親水性を演出した住宅である。可能な限り、自然な素材を使用し、簡潔なディティールを採用し、素材感を楽しむ住宅である。外部空間と内部空間との連ながり、そして公共空間=街並との連ながりを重視し、構成された住宅である。廃材の再利用を図り、人の手をかけた工夫を施し、様々な職方との協働を楽しみ、エンドレスを念頭に、生長を楽しむ家で在りたい、と考えている。住宅といった小さなスケールの建物であっても、それらが景観を、そして、街並を構成する大きな要因である、といった観点を常に意識し、住宅を作りつづけていきたい、と考えている。
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