●学習のねらい
 窓という字は、家の下の公の心と書く。ヨーローッパの町並みでは、花を飾り、水を遣る人が、通りがかりの近所の人と言葉を交わすといった風景が見られます。窓辺の表情や、人の気配がまちに和やかな雰囲気を醸し出しています。
 窓は家の中にありながら、まちに対して開かれたものであることから、まちに彩りを与えるような窓はどんな窓か、考えてみましょう。
●教育・学習の対象
 小学生、中学生
●指導のポイント
 自分で自由に発想する、「こうだったらいいな」を出発点にすることで、子どもに窓に親しみをもってもらう。 窓のみならず、家の外観、庭、ベランダ等、家のさまざまな要素がまちに開かれたものであり、自分たちの工夫ひとつひとつがまちの良さにつながっていくことに気づくようにしたい。
●準備する材料、事項
 材料: 画用紙、波形の紙、画材 (絵の具、色鉛筆、クレパス等)、カッター、段ボール
 準備:
STEP 1: 画用紙に波形の紙を貼り合わせる。(カッターで窓の形をくりぬけるよう、のりは四辺のみに貼るようにする。)
STEP 3: 段ボールを切り取り、窓の枠組をつくる。大きさは子どもたちが2〜3人、顔を出せる程度。
●展開とその方法
STEP 1 窓の絵を描こう
自由に窓の形をくりぬき、開閉ができるようにし、窓枠の中に、こうだったらいいなという窓辺の絵を描いてみる。
STEP 2 みんなの絵をつなげて まちをつくろう
窓をつなげてまちにし、お互いの窓の良さ、素敵な点を話し合ってみる。
STEP 3 段ボールでつくる ぼくらのまど・マド・窓
グループに分かれて、まちに開かれた窓をつくってみる。特に自分たちが描いた窓の中から、どんな要素を生かせば、すばらしい窓辺をつくることができるか考えてみる。
STEP 4 まちに開かれた窓 世界の窓から
国内、海外のまちに開かれた窓の事例を見せ、窓の工夫がまちの雰囲気づくりにも役立つことを知る。また関連して、窓の他にも家のドアや壁面、庭などもまちに対して開かれた、まちににぎわいを与える要素となることを学ぶこともできる。
●参考
世界の窓  ベルンハルトM.シュミッド (写真)  ピエ・ブックス
世界のドア ベルンハルト・M. シュミッド (著) ピエ・ブックス
写真で歩く世界の町並み 彩流社 (2004-09-20出版) 高士 宗明【写真・文】
壁・窓・格子―写真集 増田 正著  グラフィック社
窓のはなし  日向 進著 鹿島出版会
窓の散歩道 佐々木 清著  トーソー出版

ガーデニングでまちづくり:
[深谷市の取組] ガーデニングコンテスト 「ふかや花フェスタ」は、深谷市の特産物である「花」が持つ魅力を十分に活用し、「住民によるまちづくりの実現」、「美しい街並みの実現」、「ガーデンシティふかやのイメージアップ」を図ることを狙いに市民参加型によるイベントを開催し、市民とともに盛り上げ、参加者、来場者が花や緑に対する愛着心を養えるようイベントを運営し、地場産業の振興、地域間のコミュニティ形成、子供の情操教育の促進、防犯などに寄与し、もって「ガーデンシティふかや」を推進することを目的とします。

[流山市の取組]ガーデニングコンテスト:公園緑地課

まちなみとすまい

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