断熱改修のすすめ
1-2)断熱改修の方法を検討する>A断熱改修手法の検討

【改修を検討する際のポイント】

・集合住宅の窓は、一般的に共用部に位置づけられ、居住者の都合により窓のガラスやサッシを変える事は出来ません。そのため、集合住宅全体ではなく、一住戸で開口部の断熱強化を行うためには、室内側に窓を設置する手法が一般的です。
・内窓を設置する場合、窓台のスペース(幅)が限られます。
・室内意匠との調和を図り、障子のように建具として利用できます。

⇒クローゼットと主寝室に面した4箇所の窓に対して、それぞれ室内側に真空ガラスの木製建具を設置

 

【改修を検討する際のポイント】

・対象住戸は1階にあるため、床下からの冷気に配慮する必要があります。
・天井面は、上階に部屋があるため部屋があり、外気に直接接していないため、熱の移動が外壁や床に比べて少ないと考えられます。
・壁面は外気接しており、熱が伝わりやすい状況です。
・北側寝室は、間取りの変更を行うため、内装材の撤去工事(天井クロス、壁下地、床下地などの撤去)が発生します。
・床には主寝室に床暖房の設置を検討したため既存の床材を全て剥がすことになります。

⇒床の根太間に押出し法ポリスチレンフォームを50mm施工しました。
⇒壁の全面と、熱橋を考慮して梁から室内側に500mmの範囲の天井面に断熱材を施工しました。

 

次のページから、実際に行った断熱改修工事についてレポートします。



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