まちなみに配慮した住まいづくり
 −部位別提案手法マトリックス−
「建物・5.出入口(玄関・勝手口・車庫)」-「I.安心・出入りの安全性を保つ」

玄関廻りの計画には、出入りの安全性そのものに配慮する必要がある。入口の方向を変えたり、立ち止まれるほどの場所をつくるだけでも違ってくる。外構がなくとも、扉デザインで意外な表情ができて楽しめる。
狭小宅地有効利用のため既成市街地では組み込みカーポートを多く見かける。特に、三層住宅では道路に面して1階部分が車庫と玄関のみが並びまちなみが単調になり、夜間など特に暗く冷たい景観となる。素材を木質系にする、透過性ある扉とするなど、表情を柔らかくする工夫が必要となる。
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具体的手法
用語解説
入口方向に注意を払う
 適用分類:4N、6N
改善レベル:新築レベル
道路際から斜めにアプローチ。内部の構成にも無理がない。最小限スペースである


扉の素材を工夫する
 適用分類:−
改善レベル:新築レベル
車庫上部に玄関を設け、階段スペースを上手に使っている。ポーチ部分の奥行も通りに好印象を与える



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