まちなみに配慮した住まいづくり
 −部位別提案手法マトリックス−
「公共公益・2.広場・緑地」

ポケットパークや緑道は密集市街地での災害時の対策として有効な手法であり、周辺の宅地に予想外の効果を上げている。ベンチや遊具など従来の公園施設にこだわらず、草花や宅地内では期待できない高木を配置するだけでも、まちなみの印象は変わる。
細い道を抜けていくと、ホッと開けた場所にでる。少し予想を裏切るような展開が楽しい。
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用語解説
期待できる効果で絞り込む:
I.安心
期待できる効果:I.安心・圧迫感を緩和する
具体的手法:ポケットパークをつくる
適用分類:−
改善レベル:新築レベル
規模は小さいが、密集市街地のゆとりの場所となっている(区の掲示板も設置されている)


II.快適
期待できる効果:II.快適・ゆとりをつくる
具体的手法:ポケットパークをつくる
適用分類:−
改善レベル:新築レベル
住民参加の修復型まちづくりで提案されて実現した防災施設を兼ねた小公園。地域にゆとりを提供している
期待できる効果:II.快適・ゆとりをつくる
具体的手法:ポケットパークをつくる
適用分類:−
改善レベル:新築レベル
住民参加で提案され井戸と炊事場を中心に計画された小公園。狭い道路の多い一角に開けた場所があると安心感にもつながる

III.楽しみ
期待できる効果:III.楽しみ・季節を感じる
具体的手法:緑道をつくる
適用分類:−
改善レベル:新築レベル
水が流れる一角もある楽しい道。夜もウォーキングやランニングコースとして通行人は多い。遠回りでも利用したい道で、周辺にも好評
期待できる効果:III.楽しみ・風情・街の記憶
具体的手法:路地裏空間をつくる
適用分類:−
改善レベル:新築レベル
路地の一角に残された昔から使われてきた井戸。地域性を強く感じる通り
期待できる効果:III.楽しみ・風情・街の記憶
具体的手法:行止まり道路を広場とする
適用分類:−
改善レベル:新築レベル
昔の家並みの残る一角。行止まりでもあるので車両を入れないまま生活している。低い軒と何気ない草花、ほっとする空間となっている

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