県営本原住宅には生活援助員(LSA)がいて、入居者の生活をサポートしてくれます。月1回開かれる、入居者の集会にも参加し、入居者からとても信頼されています。そんな本原住宅生活援助員の生部さんは生活援助員として、どのような仕事をしているのかを、10月に行われたコレクティブハウジング・シンポジウムでのお話をもとに紹介したいと思います。








 前任者より引継をうけて、6月より一日5時間程度業務にあたっています。生活援助員はライフサポートアドバイザーの略でLSAとも呼ばれ、自立が前提となっているすこやか住宅の入居者を側面的にサポートしています。業務内容については、(1)入居者の福祉相談及び安否の確認(2)一時的な家事援助(3)関係機関との連絡(4)緊急時の対応(5)交流会の開催等です。  現在は、すこやか棟は、お元気な人が多く、LSAとして特別なお手伝いはしていませんが、居室にこもらず、協働で使える団らん室で、楽しく過ごされ、コレクティブハウジングのキーワードであるいつでも人と会える、いつでも1人になれる共同生活のお手伝いをさせていただいています。


 これからLSAとして、入居者に望むことは、緊急通報システムや安否確認の取り扱いについて誤作動等の無用な心配をしないで欲しい。また団らん室などに気軽に顔を見せて欲しい。また無理をしないで体調不良の場合は、LSAに気軽に声をかけて欲しい。個人個人の生活と共同の生活をうまく使い分けてこそコレクティブの意義が発揮されます。コレクティブの趣旨を良く理解してふれ合い豊かな協同生活を送っていただきたいと思います。  これからの取り組みとして、すこやか棟と一般棟の人が協同して使える集会室で同じ敷地に暮らしているという一体感のあるふれあいが、できるようにし、高齢者住宅の理解を一般棟にも地域にもしていただきたいと思っています。私自身もLSAとして入居者の交流のかなめとなるように努力します。