長崎県営本原住宅

 長崎県営本原住宅は、県営本原団地の建て替えによりできたコレクティブハウジングです。本原住宅は一般世帯向けの一般棟と高齢者向けコレクティブハウジングのすこやか棟で構成されています。すこやか棟では、高齢単身世帯向け(1DKタイプ)が12戸、高齢世帯向け(2DKタイプ)が2戸あり、計16人で共働生活を送っています。  ここでは、本原住宅にはどんな施設があり、部屋にはどんな設備があるのかを紹介します。


すこやか棟の各住戸へは共用の玄関で上履きに履き替えていくことになります。団らん室はあたかも我が家のリビングのような感じで上履きのまま気軽に利用できます。

広々としたフローリングと明るい室内はレクリエーションルームとして活用できます。隣に和室、その奥に団らん室・食事室がありオープンにして使うことができます。

入居者同士の団らんや食事会が楽しめるリビング、生活援助員(ライフサポートアドバイザー)が生活支援サービスを行うための生活相談室があります。誰もが気軽に利用できる場所に設けて地域ボランティアなどの援助も受け入れやすいようになっています。

生活援助員(ライフサポートアドバイザー)がサポートをするための部屋で、緊急時の通報などもここで受けます。生活援助員は夕方5時までここにいて、それ以降の時間の通報は提携する福祉施設へいくようになっています。

集会室の屋根には太陽光発電を行うためのソーラーパネルを設置し、共同空間の照明などのエネルギー源として活用します。あまった電気は電力会社に買い取ってもらい、共益費の一部に割り当てられます。


それぞれの住戸は台所、浴室、トイレを備えた独立した住宅になっていますので、プライバシーは充分に保つことができます。

入居者が在室の場合、一定時間以上「水」を使用しないと、水センサーが感知して生活相談室や福祉施設などに通報されます。

火災の発生を防ぎ、高齢者が安心して使えるよう、電磁調理器や電気温水器を採用しています。

居室、便所、浴室の3箇所に緊急通報用の押しボタンを設置しています。緊急時にボタンを押すと、生活相談員または提携する福祉施設などに通報されます。