□ 距離計画

主にリビングでは「くつろぎ系」、ダイニングでは「はたらき系」の2種類の行為が多く見られます。
夫婦の行為が2種類に分かれる場合、3m以上の距離をとり視線の方向を互いに外向きとします。これは、お互いの様子がわかりながらも違う種類の行為が気にならない「つかずはなれず」の距離といえます。

 

  

同じ種類の行為をしている場合には、1.5mの距離を目安とします。これはいつでも会話ができる距離です。
人間が「コレ」と呼ぶ範囲は1.5m未満、「ソレ」と呼ぶ範囲は1.5m〜3m、「アレ」と呼ぶ範囲は3m以上と言われています。
コミュニケーションをとりたいときは「コレ」の範囲に、とりたくないときは「アレ」の範囲に居られるように居方を反映した設計がなされています。



□ 動線計画

調査によれば夫の居場所は「妻の動線にじゃまされない位置」、妻の居場所は「キッチンに最も近いダイニングの椅子」が多く、それを踏まえた動線計画がなされています。

 



□ 収納計画

オリジナル収納「ARECS」を採用しています。
また部屋が使いやすくすっきりと片付くために、共用収納で5u+夫婦それぞれの居場所収納1u、合計7uの壁面積を目安に収納計画がなされています。




□ まど計画

調査では居場所の条件として、「明るい」「風通し」「外の眺め」が挙がりました。そのため、様々な形状、位置の窓を通じて光、風、緑を取り込むようになっています。



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