Answer: |
当該事業では、複数の事業主体が連携・協働する「コンソーシアム」形式で実施していることから単独参加は出来ず、必ずコラボレーションになる。地域の波及効果等を考え、地方公共団体を巻き込んだモデルが多い。平成 16 年度に採択された大阪府・大東市の事例では、大阪産業大学、ハウス食品、デサント等に加え、吉本興業が協力することで、「運動」と「メンタルケア」に「笑い」を織り交ぜた“出前”形式の運動プログラムを提供し、高齢者の体力が維持・向上することで将来の高齢元気者の増加を図り、更には医療費・介護費の抑制に資することを目的とした事業があった。これは平成17年度には更に各地に事業を展開している。 |
Question: |
経産省の取り組みに関して厚労省はどのような反応をしているか。 |
Answer: |
:厚労省はモデル事業の実証に一定の理解を示しており、成果発表会でも基調講演を行なう等、積極的な情報交換や連携が図られている . 。なお国交省は、平成17年度から「健康サービス」分野に加えてモデル事業を実施している「集客交流サービス」分野で連携が図られています。 |
Question:
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ドイツの事例が興味深かったが、ドイツは一般的には健康というよりも地球環境に優しいという考えだと思う。今回ご紹介頂いたような健康という軸も大きく掲げられているのか。 |
Answer: |
ドイツは州政府組織ですが、バイエルン州が「環境にやさしい健康住宅のガイドライン」というものを作り、環境と健康をセットで考えているようだ。健康面では自然素材塗料が一般的だ。ドイツでは他にも健康にやさしい自然素材の建材なども積極的に採り入れられている。 |
Question: |
ドイツの例ではどのくらいのレベルで規制があるのか?具体的な建築材料の名称まで表記されているのか。 |
Answer: |
具体的なグラフや数値を用いて書かれている。壁の断熱性能なども数値を用いて表記されている。面白いことに、新築用と改築用のガイドラインが2種類ある。両者とも同じくらいのボリュームだ。改築の方が市場が大きいようで、改築のガイドラインにも力を入れている。このことからも、日本に比べ、改築に対する意識が高いということが伺える。 また、環境と健康が相反するもので、矛盾するものと捉えていない。ごく自然に一緒のものとして考えられている。
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Question: |
2月完成予定のドイツ型の実験住宅は北米型とは相当違うものなのか? |
Answer: |
だいぶ違う。北米型の高気密・高断熱は湿気を遮断する。しかし、ドイツは湿気を遮断しない。壁に呼吸させる。また壁内部の充填断熱と外断熱を組み合わせた複合断熱システムを使用しています。 |