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答えは大阪のたかアートという会社が開発した小便器用のシールです。見事!的に当たると、左から右へと色が変わるという優れものです。まっ、当然“男性用”ということになりますが、このたった1枚のシールと丁寧に掃除をしてくださる方々のおかげで、“関西空港”のトイレが世界で一番きれいだと言われるようになりました。便器の形状を変えるとか、有料制にするとか、堅い頭を使うより直径3Bのシールと掃除で十分美しさが保てるようです。このシールも、もっと進化すると健康状態が分かるなんてことになるかもしれません。
ところで、一般住宅に男性用小便器が無くなったのは何時からでしょう。私の生まれた家にも17年前に立て替えるまではあったのですが、今では洋式のものだけです。私が子どもの頃 (昭和32年生まれ) のトイレは、和式トイレと小便器が二つで一組の不文律のようなものがありました。ところが、洋式トイレの登場と共に少しずつ駆逐されていきました。そう言えば、はじめの頃は、洋式トイレを立って使う時の使い方を図示したシールが、貼ってあったのを思い出しました。あのとき、洋式トイレは腰掛けて使うものとしていれば、主婦の苦労も軽減されていたかもしれません。トイレの変換とシール、意外なところで歴史を感じました。 |