小学校2年生 女子 「げんかんでこんにちは」
●ポイント
 2年生で初めて使うカッターナイフ。安全に使うための練習用題材として開発しました。
 最初は、まどはカタカナのエの字とコの字、とびらはアルファベットの大文字のTの字の形に刃を入れる練習をしました。しかし、なれてきますといろいろな形に挑戦したくなるようです。
●材料と道具
材料:
建物の部分をつくるための紙
色画用紙に限らず空き箱を展開したものや、新聞紙・広告などでもよい。
四つ切りの色画用紙
何色でもよいが濃い色だと描画材の発色に影響がでるので出来れば薄めの色を数 種類用意しておく。
上に示した材料は一例であり、様々な紙を使ってやってみるとおもしろいでしょう。また、大きさも一例であり、上記のものがベストというわけではありません。
道具:
カッターナイフ
カッターの刃の向き、持ち方などは一人一人の子どもたちに対して十分な配慮が必要である。
はさみ
住宅本体の形を切る場合は、カッターよりもはさみの方がうまく切れる。特に曲線をカッターできれいに切るのはこの時期の子どもには困難であろう。
絵の具・クレヨン・カラーペン・色鉛筆など
基本的に描画材は何でもよいが細かく書きたいところは無理して絵の具を使うことはない。せっかく楽しく活動していたのに、絵の具がにじんで汚くなっては子どももガッカリしてしまう。カラーペンや色鉛筆などをうまく併用出来るよう支援したい。
その他、包装紙や色紙を壁紙のように使っても楽しい作品になるでしょう。
●簡単な制作のプロセス
(1)好きな紙を選んで、建物の形に切る。屋根の部分だけ紙を変えたりしてもよい。
(2)部品をのりで貼って、建物を造る。
(3)カッターを使って窓を開けます。窓の形もいろいろ考えられますが、基本形は2つです。カタカナのの字型との字型です。最初の絵の窓と扉の部分をクローズアップしてみました。
(4)自分で選んだ色画用紙に貼ります。準備はこれで終わりです。後は楽しく想像を広げ、窓のあるすてきな住宅を描きましょう。
※せっかく切った窓の裏にはのりを付けないようにしましょう。
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