地域の特性を読み解く
>事例紹介

□郊外型

計画地の周辺に緑地等の自然環境が多く、敷地が広い場所をイメージしています。

上の図は、敷地の立地環境特性をプロットしたものです。この敷地の特性として、以下の特徴があります。

・敷地の西側から北側にかけて、生物の生息環境として適している屋敷林が配されている。
・特に敷地の西側に植えられている屋敷林は北西方向から吹く冬の卓越風を緩和する役割を担っている。
・夏の卓越風は東風である。この卓越風は隣家の屋敷林と用水路を抜けてくる。涼風であるため積極的に室内に取り込む工夫を行う。

これまで紹介してきた一連の方法は、誰にでも入手可能な情報を計画地にプロットして分析することにより、地域の立地環境を把握し、そこで得られる環境特性を受動的な立場ではなく、能動的にその敷地のポテンシャルとして活かし、快適な住まい方を実現する第一歩だと考えます。



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